Excel方眼紙公開討論会
SRANK
Excel方眼紙は、罫線を多用して緻密にレイアウトされる日本の帳票を再現するのに便利な手法ですが、このような方法で作られたExcelファイルはレイアウト修正の難しさやデータとしての再利用性の低さなど、様々な問題があると言われています。そのため、インターネット上ではExcel方眼紙は百害あって一利なしであるという意見が絶えず、そのような批判が時にExcel方眼紙の作成者にまで向けられることも珍しくありません。このような論調が蔓延する一方で、具体的に何が問題であるのかという点や、現実的な解決策についてはあまり議論されている状況になく、非難だけが拡散してしまっているのが実情ではないでしょうか。また、そもそもExcel方眼紙の共通の定義が存在しないことから、前提条件が異なる状態で否定的な意見とそれに疑問を持つ意見とで、食い違いが起きている現状が見られます。グレープシティは2014年10月に「Excel方眼紙が自社開発アプリに生まれ変わる!?」と銘打ってForguncy(フォーガンシー)をリリースしました。Forguncyは、データベースアプリケーションの画面構築部分にExcel方眼紙の概念を取り入れることで、Excelで業務データを管理する難しさをこれ…