
「僕がインターポールで働く理由」~ サイバーセキュリティのプロフェッショナル 福森大喜さんにインタビュー
ARANK
「サイバーセキュリティ」の問題がほとんど見向きもされない時代に早くもセキュリティ専門の企業を立ち上げ、プライベートでも、米ラスベガスで開催される世界最高峰のCTF(Capture The Flag)大会、「DEFCON CTF」に連続出場。今は、シンガポールに設置されたインターポールの「The INTERPOL Global Complex for Innovation(IGCI)」にサイバーディフェンス研究所(CDI)から出向し、サイバーセキュリティの技術面で各国の警察にさまざまな指導・支援を行っている福森大喜さん。 こう書くと、まるで漫画や小説の主人公のようなスペックの持ち主だが、実際にお目にかかると、いたって普通の、物腰の丁寧なエンジニアだ。そんな同氏がなぜサイバーセキュリティの世界を志し、高度なマルウェア解析や脆弱性診断といったスキルをどのように身につけていったのだろうか。PCのデータを暗号化して金銭を要求する「ランサムウェア」や、重要な知的財産や個人情報を盗み出す「標的型攻撃」が頻発する中、セキュリティ人材育成の必要性が叫ばれているが、これから福森さんのようなセキュリティエンジニアを目指すには、何が必要なのだろうか。弾丸スケジュールで日本に一時帰国した…