BGPルータの512K問題について:Geekなぺーじ
BRANK

インターネットでの通信障害を発生させた「BGPルータの512K問題」が一部界隈で話題です。今回は、それがどういった問題で、それが発生する背景がどのようなものであるかを紹介します。インターネットの仕組みとBGPインターネットは、AS(Autonomous System/自律システム)という単位で運営されていますが、AS同士はBGPという経路をやり取りするプロトコルを利用して互いに接続することで成り立っています。BGPは、伝言ゲームのように「私の隣に○○というASの××というネットワークがある」という情報を伝えて行くものです。世界中のASが伝言ゲームに参加することによって、世界中のASへの到達方法を共有しているのがインターネットなのです。BGPによって集められた、世界中のASに含まれるネットワークへの経路を全て(もしくは全てと推測される規模の)経路情報は「フルルート(Full Route)」と言われます。512K問題は、主に、フルルートを扱うBGPルータで発生します。512K問題とTCAM今回の512K問題は、BGPルータに搭載されているTCAM(Ternary Content-Addressable Memory)というメモリに関連します。フルルートが、BGPルータに搭載されたTCAMの容量を超える規模になってしまった…

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