10月20日、CSS Working Groupは「CSS Text Level 4 Draft Updated」という記事を公開しました。この記事では、CSS Text Module Level 4の最新のWorking Draftについて詳しく紹介されています。

CSS Text Module Level 4は、テキストの操作に関するプロパティを定義し、それらの処理モデルを指定するCSSモジュールです。このモジュールは、行の折り返し、整列、空白の扱い、テキストの変換などに関する機能を提供します。

最新のWorking Draftでは、いくつかの注目すべき変更が行われています。まず、text-wrapプロパティが新たにtext-wrap-modeとtext-wrap-styleの2つのプロパティのショートハンドとして再構成されました。また、text-wrap-modeはwhite-spaceプロパティのロングハンドとなりました。これにより、特にtext-wrap: balanceを実装している場合は、新しいショートハンドとロングハンドの関係に合わせて更新する必要があります。

さらに、word-boundary-detectionプロパティは廃止され、フレーズベースの行の折り返しはword-break: auto-phraseで制御されるようになりました。また、フレーズベースのスペースの挿入は、word-space-transformプロパティのauto-phrase値で制御されます。

このWorking Draft以降の変更点は、詳細にはChanges sectionにリストされています。

この記事では、CSS Text Module Level 4の最新のWorking Draftに関する情報を提供しました。詳細な内容や変更点については、CSS WG Blog – CSS Text Level 4 Draft Updatedを参照していただきたい。