5月27日、Linux 6.10-rc1カーネルが発表された。
Linux 6.10-rc1は、多くの新機能と改善を含むリリースとなっている。以下はその主な内容である。
- 新しいAMDおよびIntel CPUの改善
- 小型のRyzen APU向けのAMDKFDコンピュートドライバサポートの向上
- デフォルトでNFS v2クライアントサポートを無効化
- Steam Deck IMUサポート
- USBからパラレルポートアダプタへの新しいサポート
- Qualcomm Snapdragon X Eliteのさらなる対応
- XFSオンライン修復機能の拡充
- パフォーマンス最適化の各種
- 暗号化されていないファイルを開く際のパフォーマンス向上
- Intel Battlemageグラフィックスカードのサウンドサポート
- 最新のIntel/AMD CPU向けの高速AES-XTSディスク/ファイル暗号化
- IO_uringゼロコピーのパフォーマンス最適化
- 非常に古いDEC Alphaハードウェアサポートの廃止
また、今回のリリースには新しいコードネーム「Baby Opossum Posse」が与えられ、これまで使用されていた「Hurr durr I'ma ninja sloth」に代わるものとなっている。
詳細はLinux 6.10-rc1 Kernel Released With Many New Featuresを参照していただきたい。