4月5日、GitHubがコードレビューのAIによる自動化機能「Copilot code review」を一般公開した。
Copilot code reviewは、手間のかかるコードレビューの一部をCopilotエージェントに委任し、バグや潜在的な性能問題を検出し、修正案まで提示する仕組みだ。これにより開発者は人間によるレビューを待つ間にもコードの反復改善を進められ、リポジトリの保守性と品質を高められる。
公開プレビューからわずか1か月余りで、すでに100万を超える開発者がCopilot code reviewを利用しており、大きな反響を呼んでいる。
レビュー依頼の二つの方法
- リポジトリルールによる自動レビュー
- リポジトリ(または組織)設定で新規ブランチルールを作成し、「Request pull request review from Copilot」を有効化すると、 プルリクエストが“Open”になった瞬間にCopilotが自動レビューを実行する。 ドラフト状態では発火せず、再レビューが必要な場合は手動で再依頼することになる。
- プルリクエスト単位のオンデマンドレビュー
- GitHub.comで対象プルリクエストを開き、Copilotをレビュアーに選択するだけで、30秒ほどでAIコメントが付与される。
- Visual Studio Codeでも、コマンドパレットで「GitHub Copilot: Review and Comment」を実行することで同様のレビューを取得できる。
- Copilotが残すのは“Comment”レビューであり、マージをブロックしない。
Copilot code reviewは有料Copilotサブスクライバー全員が利用でき、組織・エンタープライズの場合は「Copilot in github.com」ポリシーで有効化する。
今後の予定
現在、以下の言語サポートがパブリックプレビューとして追加された。来週にはHTMLとtxtにも対応予定である。citeturn3search4- C
- C++
- Kotlin
- Swift
さらなる詳細は公式ドキュメントやGitHub Communityディスカッションで随時共有される予定であり、フィードバックも歓迎されている。
詳細は公式のリリースノートを参照していただきたい。