セキュリティって難しい
BRANK
最近、事業会社でセキュリティに携わることの難しさについて色々と考えることがあったのでちょっと言語化してみる。いわゆる「セキュリティの知識をキャッチアップするのが大変」という直接的な話ではなく、もう少し構造的な難しさについて。特に何か明快な結論や解決策を提示できるわけではないのだが、自分なりに感じていることを書いてみる。何が難しいのか仕組みの理解が難しいセキュリティに取り組むうえで、まず守るべき対象の仕組みをよく理解する必要がある。ここでいう「理解」は、単にそのシステムやサービスを「使える・動かせる」というレベルではない。そこからさらに数歩踏み込んだ、構造や原理の把握が求められる。内部でどのようにデータが流れ、どのコンポーネントがどう連携しているのか。そうした理解がなければ、どこにリスクが潜んでいるのかを見極めることは難しい。ここでいう仕組みを理解する対象は、例えば自社が提供しているプロダクトやサービス、社内システム、インフラなどなどである。これらを広く守ろうとするほど、広い理解が求められる。さらに、生成AIをはじめとして新しい技術やサービスが次々に登場する昨今、キャッチアップのコストも…